雨に恋した華

「出来たよ」


「ありがとう」


微笑んだあたしに、虹ちゃんは笑顔で応えた。


高鳴る心臓の音が彼に聞こえてしまいそうで、恥ずかしくなる。


「えっと、テレビでも観ない……?」


あたしは、虹ちゃんの視線から逃れるように顔を背けたけど…


彼は、あたしの体をベッドの方に引き寄せた。


「テレビなんかイイよ」


耳元で囁かれた声がいつもよりも低く感じるのは、きっと緊張のせいだけじゃない。


あたし達は、そのままベッドに横たわった。