雨に恋した華

一度トラウマになってしまった事は、中々忘れられない。


あたしと出会って少しだけ前向きになっていた虹ちゃんは、また同じ思いをしてしまう事を恐れて一人でいる事を選んだ。


だけど…


ママに励まされたあたしが虹ちゃんの事を諦めなかったから、状況が変わったんだ。


「突き放したつもりだったのに、紫は俺に会いに来たからビックリしたよ……。その上、あんなに酷い事言ったのに、告白までされるし……」


彼はそこまで話した後、どこか楽しげにクスクスと笑った。