雨に恋した華

「キモイって何よ!?虹ちゃんは、虹ちゃんだもん!」


「あっそ。っつーか、あいつ、お前の事放って帰ったんじゃねぇの?」


「そんな訳ないじゃない!虹ちゃんは飲み物を買いに行ってくれてるだけだから、もうすぐ戻って来るもん!」


意地悪な事ばかり口にする健一に、あたしはムッとして大声で言い返した。


さっきまでの楽しかった時間が、台無しになってしまった気がして悲しくなっていく。


だけど…


不意に虹ちゃんの言葉を思い出して、健一をキッと睨んだ。