雨に恋した華

ひんやりとした秋風が、頬を優しく撫でる。


虹ちゃんへの想いは日に日に募って、どんどん膨らんでいく。


それなのに…


それでもまだ落ち着く事無く募る想いに、時々戸惑ってしまう。


あたし、どれだけ虹ちゃんの事を好きになっちゃうのかな……


今までの恋では感じた事が無い複雑な気持ちに戸惑って、何だかほんの少しだけ切ない。


小さなため息を漏らしたあたしは、フェンス越しのグラウンドをぼんやりと見下ろしながら、虹ちゃんが戻って来るのを待っていた。