雨に恋した華

虹ちゃんの悪戯っぽい表情と、さりげないキスにドキドキする。


「何か……今日の虹ちゃん、変じゃない……?」


咄嗟に口をついて出た言葉は、千晶と健一に彼の事を紹介した時から感じていた事だった。


「そう?」


「うん……。ここ、学校だよ?」


小さく頷いたあたしに、虹ちゃんが小さな笑みを浮かべた。


「俺が変だとしたら、ムカついたからかな」


「何に?」


パチパチと瞬きをしながら小首を傾げると、虹ちゃんは小さなため息をついた。