雨に恋した華

せっかく虹ちゃんと一緒に過ごせるのに、本当はこんな事をしたくない。


だけど…


虹ちゃんは、お盆が明けても夏休みの宿題に手を付けていないあたしを見兼ねて、課題を持って来るように言った。


「虹ちゃん……」


「ん?またわかんない?」


「違うけど……」


「じゃあ、何?」


「夏休みの宿題って、今やらなきゃダメ……?」


あたしは、唇を尖らせながら上目遣いで訊いた。


虹ちゃんはため息をついた後、あたしの頬を軽く抓(ツネ)った。