雨に恋した華

あたしの事だけじゃなくてママの事も褒めて貰えた事が、すごく嬉しかった。


虹ちゃんの言葉に嬉しさを感じたあたしは、それ以上詮索するのをやめた。


「花火、何時から?」


いつの間にか、海岸沿いにはたくさんの人が集まっていた。


「後10分くらいで、始まると思うけど……」


「ここから見えるかな?」


「あの辺に上がるって言ってたから、ちゃんと見えると思うよ」


虹ちゃんは灯台の先にある砂浜を指差しながら、柔らかい笑みを浮かべた。