雨に恋した華

「ママと何話してたの?」


花火大会が始まるのを待っている間、あたしは気になっていた事を訊いた。


「ん?紫の事、よろしくって。後、今度遊びに来てって」


「……それだけ?」


「さぁ?どうだったかな?」


虹ちゃんは意味深な笑みを浮かべて、はぐらかした。


「もうっ!!虹ちゃん!」


「紫の母さん、優しくてイイ人だな。紫がこんなに素直に可愛く育った理由が、よくわかるよ」


虹ちゃんは笑顔で言ってから、あたしを見つめた。