雨に恋した華

「もし本当に虹希さんの性格が悪いのなら、あたしの事なんて最初から相手にしなかったハズです……」


虹希さんは黙ったまま、あたしを見ていた。


「カフェで戸惑ってるあたしを助けてくれたり、勉強を教えてくれたりもしませんよね?」


「……そんなの、ただの気まぐれだよ」


「だったら、それでもイイです。あたしは、あたしが自分の目で見て来た虹希さんを信じます。だから、こんな事で諦めたりしません」


ため息混じりに言った虹希さんに、笑顔のままキッパリと告げた。