雨に恋した華

どうしてだろう……


虹希さんの言葉が、何故か本心で言った訳じゃないと思えて…


悲しい言葉を聞いたハズなのに、素直に悲しいと思う事は出来なかった。


悲しいけど、悲しくない。


よくわからない感情に戸惑いながらも、口を開いた。


「嫌です……」


そう零した後、虹希さんを真っ直ぐ見つめた。


「あたしは、虹希さんの事が好きなんです……。この気持ちをなかった事になんて出来ません」


それから、自分の気持ちを迷う事無く告げた。