雨に恋した華

「カフェオレでイイ?」


コーヒー系の物が飲めないあたしは、首を横に振った。


「喉、渇いてないから……」


虹希さんに余計な気を遣わせたくなくて、笑顔でそう言ったのに…


「あっ、そっか……。じゃあ、オレンジジュースなら飲める?」


彼は、何かを思い出したような笑顔で訊いた。


「え?」


「紫ちゃん、コーヒーが飲めないんだよね?いつも、ジュースとか紅茶だったし……」


虹希さんは優しい笑みで言いながら、冷蔵庫を開けた。