雨に恋した華

夕方になって帰宅した両親は、あたしの好きなアイスクリームを買って来てくれた。


「これ、お土産ね」


ママが笑顔で言いながら、ストロベリー味のアイスクリームを袋から出した。


「ありがとう♪」


「紫だけ留守番させて、ごめんね。テストが終わったら、皆でどこか行こうね」


ママは、あたしが勉強をしていたと思い込んでいるみたい。


「うん」


あたしは、虹希さんと会っていた事を少しだけ申し訳なく思いながら、ママに笑顔を見せて頷いた。