雨に恋した華

「もし……虹希さんの迷惑じゃなかったら、教えて下さい」


あたしは控えめに言った後、虹希さんの返事を待った。


彼が提案してくれた事だけど、いざ返事を待つとなると緊張してしまう。


ほんの数秒程の沈黙が、すごく長く感じた。


程なくして、ニッコリと笑った虹希さんが口を開いた。


「俺でよかったら、いつでも教えてあげるよ」


「ありがとうございます!」


虹希さんが快く承諾してくれた事にホッとして、笑顔でお礼を言いながら頭を下げた。