雨に恋した華

「余計なお節介だったか……。何か、ごめん……」


そう呟いた虹希さんは、少しだけ眉を寄せて自嘲気味に笑った。


そんな彼を見た瞬間、咄嗟に口を開いていた。


「違いますっ……!あのっ……!虹希さんさえよかったら、ぜひお願いします!」


半ば勢いだけで言った後で、自分自身の発した言葉に驚いていた。


だけど、今更断ったりなんて出来ない。


あたしは、戸惑う自分(アタシ)に虹希さんに近付けるチャンスだと言い聞かせてから、ゆっくりと口を開いた。