雨に恋した華

「そういえば……」


カップから口を離した虹希さんがそう言った後、少しだけ申し訳なさそうな表情を見せた。


「今日、予定とかなかった?」


「え?」


「いきなり誘ったから、迷惑だったんじゃないかな?」


「そんなっ……!全然!」


あたしは、力いっぱい首を横に振った。


「予定とかなかったんで、テスト勉強してただけだし……。てか、実はそれすら煮詰まってて、すっごく暇だったんですっ!!」


そして、言い訳のような言葉達を付け足した。