雨に恋した華

ファミレスの前に着いたあたしは、店内に入ろうとした。


その瞬間…


「紫ちゃん!」


虹希さんがあたしを呼びながら、駐車場に停めている車から出て来た。


「虹希さん!?」


てっきり彼が店内で待っていると思っていたから、すごく驚いた。


だけど…


「紫ちゃん、一人で店に入るのが苦手みたいだから、車で待ってたんだ」


虹希さんのこの言葉を聞いた途端、驚いていた事も忘れるくらい喜びを感じて、あっという間に笑顔になっていた。