雨に恋した華

虹希さんは、控えめに口を開いた。


「違った?」


「違わないですけど……」


虹希さんの質問に答えた後、運ばれて来たマンゴージュースのストローに口を付けた。


「紫ちゃん、いつもオロオロしてたよね?それが印象的だったんだ」


彼はそう言った後、フッと笑った。


たった、6歳の差…。


だけど…


その事が、とても大きな壁のようにも思えた。


あたしはそんな壁から目を逸らすかのように、虹希さんに色々な事を訊き始めた。