雨に恋した華

「……今日」


「今日っ!?」


あたしが答えると、千晶は目を大きく見開きながら訊き返した。


無言で頷く。


「どうして!?今日が紫の誕生日だって事、王子様に言ったの!?」


「ううん、それは言ってないけど……。思い切って『今日がイイ』って言ったら、すぐにOKしてくれたから」


あたしは答えた後、ニッコリと笑った。


「そっか〜!良かったね♪」


そう言った千晶に頷いた時、タイミング良く昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。