あまり過去は詮索されたくないようだったので、マリーも聞かないようにしている。



そんなことを聞かなくてもシリウスとの暮らしには満足していたし、マリーにとって大事なのは、シリウスが自分を大切にしてくれるということだった。



いつまでも平凡な毎日が続くといい…

いつか占いをマスターして、今度はシリウスを自分が養ってあげよう…




マリーはそう夢見ていた。