「アタシのこと、スキ…?」 真っ直ぐに、見つめられる。 「あの女の方がイイ?」 「どうした?急に」 みいこはぶるぶると首を横に振って、頬を俺の腕に擦り寄せる。 「キョウイチ、ダイスキだよ。ずっとずっと…」 「みいこ?」 みいこは小さく笑って、瞳を閉じた。 「みいこは、キョウイチに出会えてスゴク幸せ。ありがとう」 胸がきゅっと苦しくなる。 唇に、そっとキスを落とした。 天使の羽が、落ちたように。 ふんわりと… .