兄上は、顔に傷を負いました。 屋敷の皆は… 『気の毒な、綺麗な顔が台無しだ』 『宮家の跡取りがあの顔では』 など好きなことを申していましたが… 私は、ただ。 『申し訳ない』 その一心でございました。 兄上は、その後。 〜私を避けつづけておられました〜 .