夜の静寂がおりて 静かに月光が道を照らす なにものにも代えがたき そのものを失いし日 優しい月の衣が 我が肌を包む 音もなく 予言も、ためらいもなく 確かにそれは降りてくる いつにも増して光り輝き いつにも増して、それは冷たい ただ肌を照らす月光の 想いは深く ほの白く、かすかに明るい その果てには ただ一人、夜に抱かれた哀しみの人 夜の静寂がおりて 静かに月光が道を照らす そして、なんと優しい月の衣よ 今、逃げはしない だからどうか、我が肌を静かに包め