式もいよいよクライマックスになったところだった。 「美和、晃っち」 そう言って現れたのは 「拓磨…?」 そう言えば私が結婚するって言ってから全然連絡をとっていなかった。 でも雰囲気は全然変わってなくてすぐに拓磨だと気付いた。 「美和?あのな…」 すると拓磨はいきなり司会の山辺君のマイクを取り上げた。 「な、何?!」