「・・ゴホッ!!・・もっと怒れよ。普段から表情ひとつ変えねーで・・お前見てるとムカつくんだよ・・・お前がこんな女一人で怒り狂ってる姿何とも言えねーな」
「こんな女??」
來人は再び古城君の胸ぐらを掴む
「來人!!もうやめて!!古城君血が出てるよ!!」
私の言葉なんて届くはずもなく・・・
「お前、柚姫が好きなんじゃなかったのか??・・お前は好きな女に「こんな女」って言うのか??ああ??」
「好き・・??なわけねーだろ・・あんな女。俺の好みでも何でもねーよ」
「じゃ何で柚姫に近付いた」
古城君は、いつもの嫌味な笑みを浮かべた



