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「柚姫、誕生日おめでとう!!そして、赤ちゃんが出来た祝もだ!!かんぱーーいっ!!」


「「「かんぱーーいっ!!」」」




「奈々子も冬矢もありがとうっ・・・」


「何言ってるのよ柚姫っ!!19歳、おめでとう!!」


「ありがとうっ」


「あっ!!それから、これ!!プレゼント!!」


「え?!プレゼントまで用意してくれたの?!嬉しい・・・」


「そろそろ寒いからね・・マフラーと手袋のセットなの!!それから・・・」



奈々子は冬矢を見た。



「ん??」


「ほら、古城君!!」


「ああ」




すると冬矢は、可愛く包装された袋をくれた。



「これは・・・」


「プレゼント、何にしようかすっげー悩んだけど・・ガキが出来たんだし、まぁ男か女か分かんねーけど・・店の人に聞いたら、どっちでも使えるって言ってたし・・・」



冬矢が丁寧に説明してくれて、袋の中を開けた。



「可愛い・・・・・」



それは、赤ちゃんの洋服。



「ありがとう・・冬矢」


「さんきゅな、古城」


「俺も柚姫に色々迷惑かけちまったしな・・」


「もうそんな事はいいよ~・・・もう親友でしょ」


「・・・・さんきゅ。元気なガキ産めよ」


「うんっ!!」




そして、誕生会は笑いが絶えることなく終わった。