――――――――――

沙耶side



<沙耶小2>



またイジメられるんだ。と思い、私は重い足取りで学校へ向かう。



『昨日のあの子は、イジメ返せって言ってたけど・・・無理だよぉそんな事。』



とうとう教室まで着いて、教室のドアに手をかけ開けた。




皆が私を見ている。


私はすでに泣きそうになっていた。



(皆・・・見てる。また私が標的にされるんだ)


私は心の中で思っていた。


すると、一人の男の子が話しかけてきた。


昨日、私をイジメてた男の子だ。




『昨日は・・・ごめんな』


『え??』



私は目を見開いて、ビックリした。



何がなんだか分からなかった。