外国人は、その行事が面白そうと判断したのか、とても興味深々に笑顔で行事内容が書かれた紙を見ていた。




「ハァ・・あの外国人も投票参加とかするのかな??」


「どうなんだろうね・・・・・柚姫、大丈夫??」


「うん・・と言えば嘘になるかも・・・」


「柚姫・・・」




そんな私を他所に、どこからか女性達の高い声の歓声が聞こえてきた。


どうやら、その声は外かららしい・・・。



私と奈々子は、教室の窓から外を見た。



私達の学科は一階にあり、窓の外には、中庭が見える。



中庭では、何やら女性達が集まってざわざわしている。




「確か・・中庭は、調理学科の人達が出店をしているんだよね??」


「うん・・・・あ、もしかして・・」


「ん??」



來人と玲徒が話をしていた。昨日の夜。



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「俺らの学科はあまりやることがないから、午前中は中庭で、調理学科の手伝いなんだよ」


「來人達もだったのかぁ。俺らの学科もなんだよ!!」



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「なんて事話してたような・・・」


「じゃ・・あの女の人達の群がりって・・・」


「うん・・たぶんね・・・」



そして中庭では・・・・・・。