続★THE イケメン4兄弟-幸せな同居生活-【完】





そして、私の体をゆっくり抱きしめてくれた。



「來人・・・」



來人は私の頭を撫でながら言った。




「お前が何考えて、何悩んでんのか知らないけど・・俺、「無理はすんな」って言っただろ??なんでそんな心配かけんだよ」


「ごめんなさい・・・。」


「どうせ柚姫の事だから、沙耶さんに対抗心でも持ったか??」


「対抗心だなんて・・・そんな事ない。ただ・・私は皆に喜んで欲しかっただけ・・。來人や池原家に感謝したかっただけ・・。それに・・・」


「それに・・??」


「來人が・・何も出来ないお嫁さんは問題有りって言ってたから・・・。私、料理も掃除も洗濯も、家事全般ダメだから、來人にガッカリさせちゃうと思って・・・。」


「それでいきなり弁当だのご飯だのって言ってたのか??」




私はコクっと頷いた。



來人はまだ私を抱きしめたまま、私の首筋に顔を埋めた。