「お前が・・・好きだから―――――。」 志十は壁にもたれて、溜息をついていた なぜなら今、あの古城冬矢がとうとう柚姫に想いを伝えたから なんてタイミングが悪い。 目撃してしまうなんて・・・ 最悪だ・・・。 気分がわりー。 さらに志十の胸を締め付けたのは、柚姫の態度だった。