古城君はハァと溜め息をついた




私はそのままソファーの端で大人しく座っていた


なんか気まずい!!


古城君が私を褒めるなんて、何か企んでいるの?!



「そういえば・・あの足の傷・・大丈夫か??」


「え??う、うん・・・」


「そっか・・・結構血出てたから心配だった・・・」




今度は傷の心配をしてきた・・・・


なんか優しいぞ古城君!!!


何だ何だ何だ!!




と頭を悩ませてると、ある事が頭をよぎった



「ねぇ、古城君・・ひとつ聞きたい事があるんだけど??」


「何??」とこちらに視線を向けた






「何であの日・・危険だって分かってるのに、私を助けに来てくれたの??」











この質問が、冬矢と志十の心を動かした