「玲徒も大学行った方がいいんじゃないの??」


「ああ、柚姫の顔も見れたし、先行ってるなっ」


「うんっ!!ありがと!!私、來人と行くからっ」


「わかった・・・」


玲徒は來人を一瞬チラっと見た






「玲徒・・・」


來人が呼び止める


「何??」


「昨日はお前だけ責めて悪かったな・・俺がもっと早く助けに入れたら・・・」


「気持ちわりー・・」


「は??」


「責任感じてんじゃねーよバーカ。お前だけが柚姫を守る役目だと思ってんのか??」


「・・・玲徒・・・」


「俺ら家族なんだぜ??家族が危険な目にあったら誰だって助けるだろーが・・。俺もお前も、そして志十も兄貴もな・・・何自分だけかっこつけてんなよ。」



バタン・・




玲徒は知ってる・・

來人の気持ち・・來人の不安な部分・・

さすが・・・双子だね・・


來人は、「バカじゃねーの」って言ってたけど、顔はすごく穏やかだったね・・・