「「やめろっつってんだろーがクズ野郎!!!!」」
また2人の声が重なる
そしてまた、2人の睨み視線が飛び交う
「アイツらほっといて、俺といい事しよ~よ・・」
ビリ・・・ビリ・・
「・・・ゃぁ・・お願い・・ッやめ・・て」
どんどんあらわになる私の足
「甲斐さん!!マジでこれ以上やめて下さい・・・これ以上彼女が傷付いたら俺・・・例え世話になった甲斐さんであろうと許せないかもしれません・・・」
玲徒の冷静な言葉に少し手を止め、鼻で笑う甲斐さん
「・・・別に俺、最初っからてめぇに期待なんかしてねーし」
甲斐さんは玲徒に向けてその台詞を吐いた
「甲斐さん・・」
ビリッ!!
「痛ッ・・!!」
「あ・・ごめんねぇ・・余計なとこまで切っちゃった・・・」
私の真っ白のスカートに、私の真っ赤な血が少しずつ染められる



