「「汚ねー手で柚姫に触ってんじゃねー!!!!」」
ピタッ
甲斐さんの動きが止まった
2人の声が重なった
「志・・十・・・・・古城君・・・・」
志十と古城君はお互い顔を見合わせた
「そういやーさっきから気になってたけど、てめぇ誰だよ」
志十の低い声が古城君に向けられた
「それはこっちの台詞だ。俺の真似してんじゃねーよ・・」
玲徒を真ん中に、左右2人は、玲徒の存在をも忘れ何かを言い争っていた
「もしかしててめぇ・・古城冬矢っ奴か??柚姫にちょっかい出してるとか言う」
「だったら何だ・・・もうキスまでした仲だぞ俺ら・・・・」
「なっ!!!!」
「おいおいお前ら・・状況を読め・・状況を・・・」
倒れていた玲徒が言った
「きゃっ!!やめて!!」
2人が言い争っている間に、甲斐さんは持っていたナイフで私のスカートに切れ目を入れた



