それを知ったルナは、オレに助けを求めてきたのか。 「けれど、あたしは、そのジュランからピアスを奪ってしまったの。 ジュランは石を失って、ただの超低級魔族にまで落ちて。 捕らわれの湖に身体をとどめておくことが出来なくなったの。 捕らわれの湖は人間界への通路でもあるのね。 人間界へ入ることは重罪なの。 だから、通路であるあの場所に足を踏み入れたことは厳罰に値することよ。 今頃は牢獄に落ちて、処刑されているかもしれない」 オレはこみ上げてくる怒りを抑えた。 「何で、ピアスを奪ったの?」