「ウォン。共鳴率は四十五%に設定してくれ。幅±十で変動規定。いいね?」 『……かい……ました……』 僕は、ノイズ混じりのウォンの声を聞きながら、暗闇の中に神経を澄ます。 さあ、ヤマト。 君も、この《グドム》の声を聞きたまえ。