だが。

まだまだ、致命的なダメージとまではいかない。

いや、人間で言うなら、かすり傷程度でしかない。

《グドム》の装甲は、よほど厚いらしかった。

あたしは、拳を握りしめる。

「ヤマト。油断は禁物よ」