「じゃ……がんばって……ね」

整備士のマリ・レーガンが、外部制御用のコントローラーを握りしめて、声をかけてくる。

淡い巻き毛の金髪に、はっきりした色の、緑の大きな瞳。

笑えば美人だと思うのに、マリは、泣きそうな顔で、俺を見ている。