本当にヤル気満々なんだな。


そこに、教官の声が聞こえた。


《それぞれ5分間の打ち合わせの後、訓練を開始せよ》


「おっ、放送入ったね♪今日も頑張ろうか」


「はい」


僕が返事をしたすぐ後に


「今日こそ俺にひざまづかせてやる!!」


そう叫んで高笑いしながら真木の方へ歩いていった。


本当にヤル気満々だ……


「伊織、僕たちはどうします?」


「そうだねぇ。篠原は力が強いから広範囲に攻撃の波動がくるから少し離れた所から援護してくれるかな」


「わかりました。じゃあ連絡手段はコトバでいいですか?」


「いいよ。でも相手に勘づかれないようにね」


「了解です」


「あと、真木くんの応対もよろしくね♪」


「はい」


僕たちの打ち合わせも完了した頃。


《それでは、5分経ったので戦闘開始!!》


教官の合図と共に僕と先輩はフィールドに出た。


相手ももうフィールドに出ているようですぐに見つけることが出来た。


フィールドは砂地で隠れる所などはどこにも無い。


だから自然に直接対決になる。


姿を確認したとたん、先輩と篠原先輩は戦闘を開始した。