久しぶりに学校に来た。 響によるとそいつの名前は神崎 莉緒。 同じ学年で彼氏もち。 ふと廊下を見るとかわいい奴が… 「おい、何みてんだよ(笑)」 「うっせえー」 「手前の子は俺のだからダメ(笑)」 ちげえし、その後ろだし。 黒くてかるく巻いた髪。 長いまつげ。 吸い込まれそうな瞳。 俺は一瞬、言葉を失った。