恋口の切りかた

俺は、衝撃を受けて──



終わった、と思った。





諦めて、風佳と祝言を挙げるべきだ。


留玖の言葉は、俺にそう決心させるのに十分で、




俺は、



「わかった」



と頷いた。





自分でも、信じられないほど狼狽していて、

それを留玖に悟られまいと必死になって、


それでも声が震えた。





「お前がそうしろって言うなら、そうする」



それを留玖が望むなら──



そうするしか、ねえよな。