恋口の切りかた

とは言え、俺のほうも悠長に構えているヒマなどなくて──


悲鳴を上げる鬼之介を内包したまま、

鎧はきりきりカタカタ言いながら、何やら大きく両の腕を後ろに下げ、体勢を低くとり──



やべェ、飛びかかってくる……!



くそ、何とか動かねえと──

動け動け動け動け……



焦る俺の視界で鎧の全身がギラリと光り──