恋口の切りかた

きりきり、カタカタ、という

まさにカラクリ人形が立てるような音がして



「──ん?」

鬼之助が一瞬眉根を寄せ──



そして、悲鳴が響き渡った。





俺の悲鳴、ではない。





「うっぎゃァアアア!? 痛い痛い痛い痛いぞ!?」

響き渡ったのは、「人間には不可能な動き」をする鎧を着た鬼之助の悲鳴だ。



鎧が振り上げた腕は、変な方向に曲がっている。


「外れるッ!? 肩が外れる──!?」



まァ、そうなるわな。



鬼之介は、「人間には不可能な速さと動きで」と言ったが……

そんなモノ、人間が着たまま使ってどうする──?



アホだろこいつ。

凄い発明品を作っておきながら、頭が良いのか悪いのかわからない奴だ。