「うん、レンちゃん」

「ちゃんはやめろ」


しかしこいつといると、なんだか居心地がいいな。


「よし、刀丸! 今日からオレらは友達な」


「友達?」


刀丸は驚いたように、大きな目をさらに大きくした。


「うむ。お前はこの漣太郎様の友達一号だ!」


「一号?」


刀丸はさらにもっと、
もの凄く驚いたように、目を見開いた。


「レンちゃん……友達いないの?」

「うぐっ」


そう、俺って友達も全然いねえ……。

ひどい人生を振り返って、ちょっと涙目になる俺。