恋口の切りかた

しかしこの道場破りたち、どういう集まりなのだろう。

見たところ流派も違うし、同門の仲間というわけでもなさそうだが──。

あの髭面の大男が主犯格っぽくて、
その横にいつもいる、浅黒い肌をした中肉中背の男がその補佐役みたいな感じだ。

平八と新兵衛を敗った二人はそれに従っているように見える。


あの鎧武者は……なんだか仲間からも煙たがられている様子だけど



冬馬の相手は、その補佐役のような浅黒い肌の男だった。

「武器はどうしますか?」

私が二人に聞いて、


「表に出ろ」

冬馬は静かに相手を見据え、有無を言わさぬ口調でそう告げた。



一気に道場内の空気が張りつめる。



「冬馬様……」

入り口から、
風佳の囁きと、息を呑む気配とが届いた。




表に出ろ、

その言葉が意味するのは──




──真剣勝負だ。