恋口の切りかた

その結論は、奇しくも
夜に出会った辻斬り犯たちの考え方と見事に一致した。

つまり──覚悟。

相手と己に、
互いに死ぬ覚悟がある場合だ。


その場合なら、殺されても殺してもいい。

善人だろうが。
悪人だろうが。


そう思って初めて気がついた。

俺の根底にあるのは、
留玖や遊水とは大きく異なるこんな考え方なのだと。



この結論に達して、

不安げに俺の手を握ったまま眠る留玖を見つめて

「左内、そう簡単に殺されんなよ」

声には出さずそう呟いて、



俺は、今日は留玖のそばにいることに決めた。



やたらと怯えていた留玖の様子が気にかかったし、

そばにいてやりたいと思った。



俺のことを一番大切だと言ってくれた。

俺のことを本気で心配してくれた。


そんな留玖の気持ちに少しでも応えたかった。



何より

俺にとって大事な奴だから──