恋口の切りかた

同時に、都築は振りかぶった刀を円士郎に打ち下ろす。



刀で受けてはならない一撃だ。


瞬間的に
本能的に

私はそう思う。



刀では受けきれない
いなせない
流せない

そんな一撃が存在することを、私と円士郎は知っている。

数え切れない勝負の中で、知っている。




だから


円士郎も受けない。


いなさず
流さず


体でかわす。