恋口の切りかた



なまぐさくて、

鉄のサビのような……


あの大晦日の夜にかいだのと同じにおい──

これは、



「血のにおいがします」



りつ様の顔から表情が消えた。





「──奥にいるのはどなたですか!?」

私は刀の柄に手をかける。






ぞろりと襖が開いた。