その翌日に、

円士郎はすぐに私を側室にという正式な話をしてくれたようで、


私は父上からそう聞かされて、

一年前の今とは全く逆の思いで、涙をこぼした。



これからずっと彼のそばにいられることが、

嬉しくて、嬉しくて、



幸せだった。