恋口の切りかた

「おかしいよ、エン。

そんなの、迷うことじゃないよ……」



留玖はそんなことを言って、



腕の力を緩めて見下ろした俺の目を、月の光を宿した綺麗な瞳で映して、



白く光る花びらが舞う中で、

花弁のようなその唇を動かして、ハッキリと答えた。