恋口の切りかた

わあ……!


私は思わず立ち上がって頭上を見上げた。


綺麗……。


紅の夕日の中で、無数の薄紅の花弁が光を放っている。


さわさわと風が梢を揺らして、火の粉のように桜が降ってきた。